離婚を考え始めたとき、
心の中にはたくさんの葛藤が
渦巻いていると思います。
- 私が我慢すれば離婚しなくて済むかも。。
- 離婚したほうが幸せになれる?
- 子どもが大きくなるまで我慢する?
そして、決断したあとに
「やっぱり間違ってたかも」と
後悔するのは、誰だって避けたいものです。
今回は、そんな揺れる心を整理する
「後悔しない離婚を選ぶための
チェックリスト」をご紹介します。
ひとつずつ丁寧に、
自分の気持ちと向き合いながら
確認してみてくださいね。
離婚を考えたきっかけを明確にする
まず初めに、なぜ離婚したいと
思ったのでしょうか。
- ケンカが増えた?
- 価値観のズレ?
- モラハラや経済的な問題?
- 浮気や裏切り?
感情的になっているときは、
すべてが「もう無理」と
思えてしまいがちです。
でも、冷静に紙に書き出してみると、
「本当に許せないこと」と
「時間が解決してくれること」の違いが
見えてきます。
本当の理由を自分の中で整理することは
後悔しない決断の第一歩です。
離婚後の生活をイメージできているか
次に考えたいのが、
「離婚後のリアルな暮らし」です。
- 住まいはどうする?
- 子どもがいる場合、保育園や学校は?
- 毎月の生活費はいくらかかる?
- 仕事は続けられる?
- 収入は足りる?
ざっくりでもいいので、
シミュレーションしてみましょう。
経済的な自立ができるか
離婚後の暮らしで最も悩むのは
お金についてではないでしょうか。
- 今の仕事で生活が成り立つか?
- 資格やスキルが足りないなら、
どう補うか? - 親や実家の支援は受けられるか?
たとえば、都内在住で
子ども1人の母子家庭の場合、
家賃・光熱費・通信費などの
基礎的部分だけでも
月10〜15万円はかかります。
公的支援(児童扶養手当、医療費助成など)の
対象かどうかも調べておきましょう。
子どもの気持ちと向き合ったか
子どもがいる場合、
離婚の影響は避けられません。
でも、「離婚=不幸」ではありません。
大切なのは、子どもにとって
安心できる環境をつくること。
- 子どもにきちんと説明できる準備ができているか?
- 日常の不安を取り除いてあげられるか?
- 面会交流や親権について、相手と話し合えているか?
子どもは大人の言動をよく見ています。
近くにいる分、親の不安を
感じ取っているかもしれません。
だからこそしっかり向き合おうとする姿勢が
大事です。
感情ではなく冷静な判断になっているか
「もうムリ!離婚する!」と思ったその瞬間。
一度深呼吸してみてください。
怒りや悲しみの中では、
視野が狭くなりがちです。
一時の感情ではなく、
「これからの自分の人生にとって
必要な選択かどうか」を考えてみてください。
また、疲れていたり心に余裕がなくても
冷静な判断ができません。
リフレッシュする時間を作ったり、
家から少し離れてみたりして
心を落ち着かせましょう。
信頼できる人に話を聞いてもらうのも
効果的です。
周りに支えてくる人がいるか
離婚をひとりで全てを背負うのは
とても大変です。
周りに支えてくれる人がいるでしょうか。
- 実家や親戚に相談できる?
- 友人に頼れる人はいる?
- 地域の母子支援やカウンセリングは?
困ったときに助けてくれる場所や人がいると
心の安心材料になります。
離婚以外の選択肢も検討したか
もし、「離婚しかない」と感じているなら、
敢えて「離婚しない」という選択肢も
見つめ直してみてください。
離婚は最終手段です。
でも、それまでにできることがあるなら、
トライしてみるのも後悔しないための道です。
自分の幸せについて考えたか
そして、何より大切なのは
自分自身の幸せです。
- このままの生活を続けた先に笑顔はある?
- 離婚したあとの自分を、想像してワクワクできる?
- 子どもにとって、どんなママでいたい?
他人の意見ではなく、
「自分の本音」に耳を傾けてください。
その中に、きっと答えがあります。
まとめ
離婚を考えることは、
決して「逃げ」ではありません。
自分と向き合い、
家族の未来を真剣に考える勇気ある行動です。
今回のチェックリストの全部に
「はい」と言えなくても大丈夫。
ひとつずつ確認しながら、
本当に自分が望む未来はどこにあるのか、
それを見つけるヒントにしていただけたら
嬉しいです。
心から納得できる選択をできるように、
寄り添いながら応援していきます。
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